「優秀なドライバー」 を育てようとするとき、これを2つのレベルで考えます。
第1レベルは、「自分の命と同時に相手の命を尊重する」という基礎倫理。 第2レベルは、「どうすれば安全で上手な運転ができるか」 という具体場面に対応するための技能です。
管理者やリーダーは、とかく第2レベルの ”管理” や ”仕掛け” に終始しがちですが、これは間違いです。 「命なんて大事ではない」 という人にいくら具体教育(OCT&OJT)をしたところで、無理であり無駄だからです。 人材育成の多くは、ここのポイントで失敗しやすいもの。
第1レベルの教育センスがない管理者に任せると、いい部下は育ってきません。 自分都合に陥り、部下の未来を軽視している証拠でもある。 部下からも見抜かれます。 いい運転が出来るヒトは 「テクニック」 の前に、「ココロ」がまず優れている。 大切な部下を持ったら、参考にしてみてください。