会社に入ったばかりの23、4歳の頃を思い出します。毎回毎回決められた時限が守れずに、その都度あまりに見事?な「言い訳」を連発するので、とうとう先輩が激怒。
自分では主体性や考えがあるから言っていたつもりだったんですが、「おまえが使ってる時間は、お客様から預かった時間であり、会社から投資された時間だし、上司からもらったチャンスなんだ。たまたま手が空いていた人にまわった仕事ではないんだよ」。
さらに、「出来ないのか、やる気がないのか、どっちかハッキリさせろ!」って。とうぜん「やる気が足りませんでした」って言うしかなく、再度時限を決められ、やっとの思いで仕事を完了。最後まで私から仕事を取り上げなかった先輩だって、上司に何度も頭を下げてくれたに違いありません。
これで目が覚めました。それ以来、とにかく「ハイ」と受け止めて、難しい要件からも逃げませんでした。
きつかったですけど、本時限を宣言して、時限2分の1で仕上げる。その評価・修正をもらって、時限4分の3で再度提出。そして残りの4分の1で本時限までに最後の微調整や見直して要件以上の出来映えを目指します。そんな時限管理法を徹底して身につけた時期でした。
やはり、時限立法で要求を超えた結果を出すのがプロなんですね。こいうい経験が、いまの自分の基礎をつくってくれたと思います。今の「仕事スピード」や「考え方」は、先輩達が叩き込んでくれた私の宝物 (まだまだとても及びませんが)。今度は、先輩側の自分達が、後輩達の宝物にしてあげないと。