会社に勢いがあって伸びていこうとするときは、危ない。とくに人材面。採用に妥協が出たり、ただでさえ、いろいろな個性を持った社員達を見ていくのも苦労なのに、物理的にますます難しくなります。
それに、「会社って、社員だけの数の規模じゃないんだよね、その社員を送り出してくれている奥さんとか子供達とか、ご両親たちだって数えないといけないんだ」。そういう、人材への考え方を失ってまでは、大きくしてはいけないと、パワープランズの役員のE.Kさんやグループ会社のT.Y社長と話し合う。
そんなことを、30代前半の取締役たちが話しているのだから、これもまた危ないわけです(…と考えた方が自分たちの為)。
そこで、社員は加点評価法、役員は減点評価法、という方針を、会社設立以来のポリシーにしてきた。
だからみんな、減点はないので、もっと思い切ってチャレンジしよう! 同じ三振なら、見逃し三振より、空振り三振の方が、ずっといい。
なにかをやろうとすれば、失敗もあります。もちろん先輩達は失敗を叱るだろうけど、それは次の為だから当然です。一方、失敗のない人は、次の自分づくりを目指していない可能性もある。これも見逃し三振だよ。