おじいちゃんになったら愛車にする予定の「スーパーカブ」。
1958年に、初代モデル「スーパーカブC100」が発売されて以来約50年の歴史。
開発者の本田宗一郎さんや藤沢武夫さんにとっては、ホンダの新たな飛躍を期しての自信作だったでしょうけど、ここまでのロングセラーになる商品だと予測していたかなぁ。 この商品性に磨きをかけ続けてきた後任者達の努力も忘れてはいけません。 先人の築いた基礎に胡座(あぐら)をかいていたら、このような普及もヒットも恐らくはなかったはずです。
私にとって、一番古い「スーパーカブ」との思い出といえば、まだ幼かった頃に親父の運転するカブ(たぶん祖父のカブだと思う)の後ろに乗せてもらって、田舎の山のふもとにあった 高徳寺 までよく連れて行ってもらったこと。 まだ舗装もされていなかったお寺までの坂道を、ぐいぐいと力強く カブ号は登っていきました。ガードレールなんてなかったので、「このまま落ちるかもしれない」なんて思いながらも、そのスリルもちゃっかりと楽しんでいたような気がします。
機会があったら、スーパーカブで 高徳寺 までの坂を走ってみたいなぁ。 あの壮大に佇む夫婦(めおと)のイチョウの木も、元気でしょうか。
【写真: ネットで見つけた高徳寺のイチョウの木です】