NASAの技術者が、SONY製の何十年も前のオンボロラジオを使っていることに、ある人が 「NASAの人間がなんでそんな古いラジオを使ってるんだ」 と聞きました。 「新しいモノは間違いなくいいが、壊れないモノはそれ以上に信用できる」 と答えたそうです。
自分の身の回りを見直してみると、捨てることなく大事に使い続けているモノが、私にもありました。 自宅で観ているSONY製のテレビは、数えてみたら14年です。 仕事で履いているリーガルの靴も10年以上。 ご飯を食べるお箸も気に入っていて、いつのまにか15年も使ってる。
生活に馴染んでいて不便なことなく愛着もあるから、買い換える理由もないわけ。 でもそれ以上に、「裏切られたことがなく信頼できる」というのが、きっと大きいのだと改めて思います。 何度直してもすぐに壊れるテレビ、すぐにカビが生えて使い物にならなくなる靴、食べようと思ったら先っちょがすぐ折れるお箸。 こんなんだったら、これほど長い期間はつき合ってこなかっただろうね。
人間関係もそうなんだろうな。 社内外、私の周りには、いろんなシーンや分野で心から信用している人たちが多くいます。 とても幸せなことだと思う。