制作会社の場合、企画プレゼンといった他社との競争が関わる仕事は、週に何本かを抱えながら進んでいきます。
競合会社との比較・評価を受けるため、全勝というわけにはいきませんが、もっとも自信のあるプランをぶつけていますから、気持ち的には全勝狙い。
ところが、プロ野球でもプロサッカーでも、死活競争の世界というのは、100戦やっても100勝できるという勝負はまずないわけでしょ。 最後には必ず勝ち負けが分かれ、勝率というバランスを作っていきます。
もちろん企画プレゼンについては、勝率管理ではダメ。 勝敗を分けた「差」や「違い」の中にこそ、次に活かせる本質的な ”なにか” を見出せます。 WEB業界にも優れた力を持ったライバルが多くいて、当社も見事に負かされます。
負けるのは本気でイヤですけど、競争関係の働かない世界の仕事よりは、ずっと好きです。 力尽くして負けるという経験が、会社や自分、社員たちを伸ばすという要素はかなりあるので、競争を嫌わないようにしています。