部下が上司のところに期限ギリギリで資料を持ってきて、「一応、出来たので見て下さい」 と言って、受け取った方の上司も 「はいよ」。 こんな光景は、どこの会社でもありそうです。
起業前の私も、この部下の立場を長いこと経験してきたわけですが、私の場合は、先輩たちが素直には資料を受け取ってくれず、よく戻され、よく叱られました(T_T)。
あるとき、「一応、出来たので見て下さい」 と言った私に、「”一応” のレベルでは困るし、”見て下さい” とは、いったい何を見ればいい?」 とのカミナリが。 ところが、私本人もすぐに 「ハッ」 と気が付きます。 要は、任された仕事を 粗末に考えている ”気持ち” や ”姿勢” が、すっかり見抜かれているワケ。
私も、こんな ”押し問答” のような理屈を言われながら、仕事の仕方・考え方を、先輩や上司から教わってきたんだと思います。
部下が期限にも余裕をもって、「コレでいきたいので許可が欲しい」 なんて言って、資料を持ってくるようになれば、大したもの。 もちろん 「内容がともなって」 のことですけどね(笑)。 やはり仕事ですから、どんな資料でも ”意(おもい)” や ”精度”、”スピード” が試されるのは当然なのです。