当社は、役員分業制システムを採用しています。 集団思考&相互管理によって個人の考えに偏ることのない公正な経営を実現するためです。
だいたい社長一人が出来ることなんて、たかが知れているでしょ。 それよりも、それぞれの取締役の高い専門能力を合わせ、会社として、事業として、幅のある考え方を発揮し、未来を創り出していく方が、ずっとメリットがあります。
よく 「ベンチャーの成長は、社長で決まる!」 みたいなことが書いてある本も多いのですが、私は疑問かな (完全否定ではないけど)。 社長個人の才能だけで、会社が伸びていくような組織の作り方・活かし方は、インクレイブの考える理想ではありませんし、そもそも私の場合は無理(笑)。 不得意分野の多い自分を補ってくれる、他役員との分業制&集団思考の仕組み、各分野のエキスパート社員たちのサポート無しでは、社長業なんてとても務まらないと思います。
反面、他役員や社員たちは、それぞれの専門性からくる考え方や優先度を持っていますので、これを調整・整合する難易度は極端に高くなります。 だけど、そこが最大のメリット。 その分だけよく練られた判断レベルに到達できることに繋がります。 これが、インクレイブの社長の存在感が薄い理由(^^;。