このまえの定例取締役会で、「そろそろ創業根性みたいなものから、良い意味で卒業しよう」 という話しをしました。
起業からの歴史も浅く、とうぜん経営チームも若い。 それにたまたま創業者だったので、私たちは株主にもなっています。 こうなると、意識せずとも ”会社が可愛い” わけ。 もちろん悪いことだけではないんですが、政策実行が甘く ちょっとくらい結果が悪くても、ついつい緩く見ます。
取締役とは、会社をある水準や方向性に持っていくことを使命として、会社と期間契約をして雇われる専門職です。 その本来あるべき原点まで揺らぐなら、やはりそれは創業メンバー特有の甘さなんだと思うんです。 こういうのを放置すれば、保身が始まるのかも知れません。
「インクレイブともっとクールな距離感で付き合おう」。 そんな話しです。 ま、こういうスタンスや仕組みにシフトしておかないと、やがて社員から取締役が誕生するようなときにも迷惑をかけないだろうし、後任者が育ってやがて訪れる取締役自身の ”引き際” も、間違えないで済みます。