会社って、クライアント様との接点機会を持つ人だけが、「お客様」 や 「マーケット」 と対面しているかと言うと、そうでもないと思うんです。
内勤者や開発者と言えども、社内連携を通じて考えれば、会社にいる全社員が 「お客様」 や 「マーケット」 に繋がっているわけ。 そういう思考能力がひとり一人に必要です。 時限や要件を守ることだって単なる社内事情ではありません。 こういった基礎概念の上にしか、技術や知識ということも理想的には活かせないと思っています。
そう考えるとカンタン。 自分が預かった仕事を渡す後方作業者(依頼者など)が、”お客様” である、ということです。 それが最後まで繋がっていけば、どこの時点でもクオリティダウンは起こりません。 自分の後方作業者が ”お客様” だとすれば、この ”お客様” から 「ありがとう」 って言われて感謝されたり、仕事の進め方が見習われたり、内容やスピードが評価されたりするような仕事になっていればいいわけです。
その積み重ねをコツコツとやっていく人と、サボっていく人とでは、その後に埋めきれない差ができてしまうし、これはやがて組織レベルを決めてしまいます。 そういう重要な循環だし、仕事のセンスを決定づけます。