昨年は、スマホ端末を使ったサーキット向け「GPS型ラップタイム計測アプリ」を試してきました。
しかし、周回毎のラップタイムデータの取りこぼしが多くて、実践で使えるレベルにはほど遠い結果でした。サーキット上の計測ライン付近では、クルマは秒速35mにも到達するので、実は「やっぱりだめか」という想定結果でもありました。
徒歩やカーナビの用途を前提にしているスマホ端末では、内蔵GPSの更新レートはMax1Hz(毎秒1回のログ記録性能)です。秒速35m以上になるサーキットでは、Max5Hz(毎秒5回=0.2秒に1回)に対応できる更新レート性能を持った「外部GPSロガー」を別途用意して、「スマホ(アプリ)」と組み合わせる必要がありそう。さらに、この「外部GPSロガー」は測位障害を受けにくい車外(ルーフなど)に設置して、車内のスマホを連動させる必要もある。これは「Bluetooth」で確立させる方法かなと考えています。
所期に目指したスマホ単体でサッと使える「GPS型アプリ」からは少し違ったほうに寄り道しますが、とにかく目的が果たせる「パッケージング」を確認してみることが先決。今シーズンはこれを試します。