社長のしごと目」カテゴリーアーカイブ

”部分最適”と”全体最適”の両方

20090424_sora.jpg

 夕方、愛犬 「ソラ(Mダックス・♂・5歳)」 といっしょに散歩です。

 最近は会社に行っていません。 たまにこうして違った視点から ひとり一人の仕事を確認するのもいいものです。 危なっかしいこともありますが、基本的には、思い切った仕事をどんどんやればいいと思います。いちいち私や役員連中の許可範囲なんかで動くなら、それ以上の仕事(会社)には成らない、ということだしね(笑)。

 この時期(決算集計期)は、新しい事業期における ”会社の持って行き方” について、じっくり&しっかりと ”思考する時間” をとっています。 経営を織りなしている要素は、分野ごとに多岐。 開発・営業・財務・人事とか…。 それぞれの部分最適も目指しつつ、これらを時間軸の上に乗せて ”絡み合わせて大きくしていく” 全体最適な原図を描きます。

 ラクラクな道のりはないわけで、当たり前のように数々の難題がありますが、みんなでがんばります。 今期も成果の大きな一年にしよう。

会議やミーティングの在り方って

20090421_PC.JPG

 20代半ば。 会議やミーティングで、おかしいと感じたことには遠慮なしで意見していました。 騒動になることも多々あり、ホントによく上司に叱られましたが、「正しさやベストを目指すのに何が悪い」 みたいなもんでした(^^;。

 でもね、やっぱり 「悪い」。 相手や他の意見を尊重する気持ちに欠けていて、喧嘩じゃないのに味方や敵、媚びた関係までつくります。 「YESかNOか」 ではなく、「YESでもあり NOでもあり」 という高次元や未知の合点を目指さないのが、いちばんダメ。

 反面、「元気で活発な会議をつくる」 ことだけは、褒められました(笑)。 そんな繰り返しの中、会議やミーティングの在り方を学んできました。

 各セクション、社員たちの会議やミーティングはそれなりに多いわけですが、ずいぶんしっかりした進め方や内容になっていて、(まあまあ) 安心して見ています。 きっと当時の私みたいな人間がいないからです(笑)。

気持ちは分からなくもないけど

20090413_PC.JPG

 上司や先輩たちが言う共通の悩み。 そのひとつに 「後方人材を育てる難しさ」 があるみたいです。

 仕事の考え方や進め方みたいなこともあるだろうし、スピリッツ的な醸成度や発揮点のことも、あるのかな。 気持ちは分からなくもありません(笑)。

 たとえば、創業メンバーなんて ”仕事の8~9割が失敗” みたいな異常状況でやってきた人たちです。 一方、いま入ってくる社員たちは、同じ経験ができないようになっている。 でもそのおかげで、安心してすぐに高い能力を発揮できます。 上や先の人って、失敗経験や成功の中から そういう有り難い ”経営の基盤やシステム” を自然と創り上げてきました。

 会社や人が、安定しながら成長&進化していくのは自然なことだし、会社づくりがうまくいっている証拠でもあります。 同時に永遠に保たれる保証はありません。 でね、実はこういう構造と宿命の中に、”後方人材の育て方” のヒントがあります。 部下を持つ人は、それを見つけるといいです。

今期の政策説明会を行いました

20090410_pla.jpg

 金曜日。 全社員が仙台オフィスに集結。 4月から始まった新しい事業期の 「政策説明会」 を行いました。

 はじめに私から、中期的視野に立った 「経営戦略骨子」 を説明し、今期の事業レンジやポジショニングを明らかにしました。 そのあと企画室から、「前期実績の報告&分析」 を説明して現状共有。 これを踏まえた今期各分野の 「事業戦略&戦術」 を担当役員から丁寧に説明していきました。

 夕方からは、そのままインクレ恒例 「オフィスで懇親会」。 歓送迎会もかねて、仙台・渋谷のメンバーが久しぶりにいっしょになって楽しい時間を過ごしました。 みんな、よく食べてよく飲んだなぁ(笑)。

 さらに難しいチャレンジをしていく今期。 そのための大事な決起ができました。 いつも思いますが、このメンバーたちと仕事ができることが幸せ。 本当にいい仲間が集まってくれたものです。 今期もがんばろうね。

事業の理想を伸ばしていく

20090406_PC.JPG

 4月から新しい事業年度に入りました。 いつものことながら、前期1年もあっという間でした。 これも いつものことながら社員たちみんなで、様々な新しいチャレンジをしてきた1年でした。

 成果が出たことも多かったのですが、難易な目標に挫けたり、お客様に迷惑を掛けてしまったり、大失敗に終わった仕事経験も多くしました。

 そんな中でも、みんながやってきた仕事は、前年比120%以上、年商についても過去最高記録を更新する意義ある実績を残すことができました (計画ではもっと上の前年比を狙っていましたがダメでした…)。

 今月からは、また新しい仲間たちも加わっています。 ひとり一人の持ち味や魅力ある能力で創っていく ”自分たちの会社” が、このインクレイブです。 前期までの反省・課題を活かしつつ、今期もみんなといっしょに、この事業の理想を大いに伸ばしていこうと思います。

プライバシーマークを認定取得

20090402_PM.JPG

 このたび インクレイブ株式会社 は、プライバシーマーク(Pマーク)付与認定事業者 として認定されました。

 受託開発や運用支援、自社展開の各種ASPサービス事業など、会社の個人情報保護に関する基本性能を、これまで以上に強化しました。

 従来の自社管理基準に加えて、JISQ15001:2006準拠の公的指標や要件に合わせた環境&仕組みづくりを全社員で行いました。 また、取得に当たっては一切を外部委託せず、自分たちで勉強してやり遂げましたので、基礎性能を良質につくり上げることが出来たと考えています。

 クライアント様やお客様にとって、安心感&信頼感のより確かなお取り引きがお約束できるよう、日々の運用に努めてまいります。 Pマークを取得した新しいインクレイブを、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

「見逃し三振」と「空振り三振」

20090324_PC.JPG

 悪い失敗をすると、「同じ三振なら振って帰ってこい」 とよく叱られました。 若いときの仕事って 「やり過ぎているくらいで丁度いい」 そうです。

 考えもそこそこに突っ走り、余計なことまで経験するので、管理者も具体的なOJTが行えますし、教わる方も理解しやすいわけ。 逆に、「足りない」 仕事は 「見逃し三振」 です。 これはどうしても 「打つ気があるのか」 みたいな精神論に終始しがち(^^;。

 仕事の場合、同じ失敗なら 「空振り三振」 の方が、断然いい。 ”行動ありき” で、素早い前向きな判断をするからこそ、です。 ただ、失敗すれば、それはそれで叱られますけどね(笑)。 でも、行動が遅くて結果を出さない仕事とは、質が違う。 将来的なその子の成長度にも関わります。

 ある意味、こういう失敗経験を育成プランとしてメイクできる上司ほど、優秀なんですよ(笑)。 ちなみに、WBCみたいなレベルでの 「見逃し三振」 のことを言っておりません。 少年野球くらいをイメージしてください(^^。