社長のしごと目」カテゴリーアーカイブ

会社のなかにあるお金って

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 今日は渋谷オフィスへ通勤。 新幹線の中で仕事を片付けているところ(&ブログ)。 もうすぐ東京に着きます。

 いつも 「はやて100号(7時16分発)」 を使うのですが、「えきねっと」 でのネット予約を進めていくと、「やまびこ104号(7時47分発)」 の20%OFF割引チケットを発見。 迷わずこっちを予約(笑)。 お金で時間を買うところも多少はあるのでしょうけど、会社経費を節約していくことは、お客様に対する仕事提供の費用にも巡っていく話しですから、とても大事なことです。

 会社って、その社長さんや社員さんのお金の使い方で、(会社の)性格がおおよそ分かってきます。 お金を自由にたくさん使っていく姿は、ある意味においては優良取引先のよう思わせる効果もあるんだろうけど…。

 企業におけるお金の捉え方がマッチしている方と仕事をしないと、仕事観のズレが少しずつ影響してくるので、最終的な 「Win-Win」 の関係性での成功は得にくくなります。 お金は難しいですねぇ。

東北大学の学生たちとの時間

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 このまえ、東北大学さんからの依頼で 「ITビジネス」 をテーマにした90分の特別講義を行ってきました。 たくさんの皆さんに参加いただきました。

 講演原稿やレジメはあえて用意せずに講義スタート。 ホワイトボードだけちょっと使用。 学生さんたちの表情や反応を見ながら、起業した前後の話し、仲間や社員たちと共にインクレイブを形づくってきた経営の考え方などを紹介。 これらに関連させて、ITビジネスの構造、私流のビジネス視点などを お話しさせていただきました。

 最後は、同席してもらったシステム開発部Fさん(東北大学出身)にも手伝ってもらって、学生さんからの鋭い質問や意見に2人で対応。 質疑応答の時間も、とても楽しかった。 あと2時間くらい欲しかったなぁ(笑)。

 「わかる」 と 「できる」 の違いと同じで、「経営学」 と 「経営」 では、似ているようで とても違っていることを、実践から学んできました。 そういう実体験上の話ししかできないのですが、いま取り組んでいる勉強や目指していること、やがて飛び込んでいく ”ビジネス社会” の現場に対して、1つでも2つでも新しい評価要素や視点&視野を見つけてくれていたら、嬉しいですね。 先生をはじめ学生の皆さん、ありがとうございました。

反対側から見てみる大切さ

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 今日は、朝一番の新幹線に乗って 渋谷オフィス に出社。 居場所を変えて 「渋谷オフィス」 から 「仙台オフィス」 を見てみると、別な意味でその仕事がよく見えるものです。 スピード・正確性・精度・水準・気配り、などなど。

 ”渋谷オフィス” から見ていると ”仙台オフィス” がどう動いていくかは、ここの拠点戦略成功にとっても、たいへん重要な意味を持っています。 離れると更によく分かります。

 先日、あるOJTの必要性から 本社の側近セクションの連中を集めて、叱るような場面がありました。 その最後に 「いま与えられているポジションが既得権だと思わないでほしい。 インクレイブは、マーケットとクライアント様(+エンドユーザー)に対して重要な役割・責任があって、各個人に課せられる仕事の時限や達成目標も、ここに繋がっているのが基本。 そういう責任意識と自覚がないなら、いますぐ降りてもらいたい」。

 これは私自身にも当てはまることだから、その自責の立場からも言っています。 社長業という役割において結果責任が果たせないなら、潔く降りないといけないですからねぇ(^^;。 今日の泊まりは新宿。

センスのいい仕事を目指そう

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 会社って、クライアント様との接点機会を持つ人だけが、「お客様」 や 「マーケット」 と対面しているかと言うと、そうでもないと思うんです。

 内勤者や開発者と言えども、社内連携を通じて考えれば、会社にいる全社員が 「お客様」 や 「マーケット」 に繋がっているわけ。 そういう思考能力がひとり一人に必要です。 時限や要件を守ることだって単なる社内事情ではありません。 こういった基礎概念の上にしか、技術や知識ということも理想的には活かせないと思っています。

 そう考えるとカンタン。 自分が預かった仕事を渡す後方作業者(依頼者など)が、”お客様” である、ということです。 それが最後まで繋がっていけば、どこの時点でもクオリティダウンは起こりません。 自分の後方作業者が ”お客様” だとすれば、この ”お客様” から 「ありがとう」 って言われて感謝されたり、仕事の進め方が見習われたり、内容やスピードが評価されたりするような仕事になっていればいいわけです。

 その積み重ねをコツコツとやっていく人と、サボっていく人とでは、その後に埋めきれない差ができてしまうし、これはやがて組織レベルを決めてしまいます。 そういう重要な循環だし、仕事のセンスを決定づけます。

仙台オフィスに戻ってきました

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 昨日は、名古屋のお客様と打ち合わせ。 これもまた全国マーケットに新しいサービスを創り出すような夢のあるお話しでした。 自社の顧客に対して極めて高い思想でサービスを提供していこうとする企業さまで、そこに採用されるシステム開発面でインクレイブとのお付き合いを検討いただいています。

 こういうスピリッツがいいクライアント様といっしょに、広い地域のお客様に喜んでいただくための仕事が目指せる。 売上げなんかより、そのこと自体がワクワクなわけです。 …だから経営下手なんだな(^^;。

 帰りは、東海道新幹線品川で降り、渋谷オフィスに寄って、みんなに顔を出してきました。 別業務で仙台から来ていたシステム開発部のSさんとAさんとも一瞬ですが、会えました(笑)。

 午後3時過ぎに一人で渋谷オフィスを出て、午後7時頃に仙台オフィスに到着。 待っていてくれた事業推進室Mさんと さっそく推進プランの検討。 午後9時くらいに渋谷からSさんも戻ってきたので、簡単に情報整合。 みんな、お疲れさまでした。 今日からまた一段と忙しくなりますね。

今日は大阪、明日は名古屋です

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 今日は大阪の企業様を何社か訪問しました。 いずれもたいへん重大なインターネット戦略のシーンで、インクレイブという会社の仕事を検討していただけるというのは、本当に光栄に思います。

 お会いした皆さんもすごい方々ばかりで、こういう場面にお呼びいただけていること自体が 純粋に嬉しくて。 難易度の高いたくさんの宿題をお預かりしましたが、しっかりと期待に応えていこうと思っています。 皆さま、本日は貴重なお時間をいただき 本当にありがとうございました。

 どこのクライアント様と仕事をご一緒させていただくにしても、うちの仕事が クライアント様のビジネス現場で結果を出さないなら、インクレイブの企業活動は何も報われません。 しかも、競合他社さんに比較して、その採用根拠や実効果の点で いつでも圧倒的優位になっておきたいわけです。

 だからこそ、自分も含めた社員たちが行う日常の仕事の評価測定点や通用基準を、どこに置けばいいかなんて明らかなんですが、今まで以上にその高さや応用能力が求められている感じがします。 新しいお客様やマーケットから 確実に鍛えていただいているんでしょうね。 頑張ります。

会社の創業時代に思うこと

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 いま静岡県にいます。 前職時代にお世話になった会社の創業地が浜松だったこともあって、ここ静岡も自分にとっては特別なところです。 自分を育ててくれた先輩たちも多く住んでいます。

 私は前職の会社が大好きなまま卒業しました。 そのこだわりから、そこで築いてきた人脈や取引先はいっさい使わないで、この会社づくりをやってきました。 数年後の今になって、まったくの偶然と実力で、この前職会社とも関わりを持った仕事をする結果になりました。 おもしろいものです。

 どんな会社でも同じで、インクレイブだって創業のころは、誰も知らない会社です。 それでも、ひとつ一つの仕事を重ねていくと、やがて 「インクレイブはこういう会社だ」 みたいな企業イメージが、だんだんとついてきます。 もちろん 「そう思わせたい」 という自社CI計画も作用するのですが、それがホンモノであるかどうかが計られる仕事そのものの評価が一番大事だし、それは外からしか築いてもらえないという大原則がある。 嘘は通用しません。

 そんなことを考えながら、静岡に着きました。 明日からは浜松や名古屋、大阪を回ります。 インクレイブという会社を ちゃんと知ってもらえるように、頑張ろうっと。 モノを売り込むよりも大事なことだからね。