社長のしごと目」カテゴリーアーカイブ

必要な失敗をさせていく意味

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 未知のことや目標の高いことにチャレンジしていけば、そのプロセス上には失敗が必ずと言っていいほど起こります。 これは性質的に必要な失敗です。 ところが、失敗をしている当の本人たちは、失敗したその事象部分だけを経験値に蓄積してしまう傾向が強いように感じます。 経験的に ”失敗のバリエーション” や ”活かし方” を多く持ち合わせていないんですね。

 家庭や学校、職場などの社会全体が、失敗を 「させてはいけない・してはいけない」 ような雰囲気になっているせいかも知れません。 こういう人が会社に入ってくると、失敗は嫌なので、「チャレンジはしない方が利口」 という仕事を重ねます。 当然、そういう組織(人の集まり)になる。 受け入れる会社の方に 「必要な失敗を奨励していく風土」 が必要です。

 だから、私の仕事のひとつには、失敗がとても避けられそうもないような多様な機会を、ヒトや組織に対して、いつでも的確に仕掛けていく、ということがあると思うんです(笑)。 短期的には利益は取れません。 もちろん、お客さまに迷惑が掛かる失敗はダメです。

 それでも、”必要な失敗” が日常的に起こり、これを奨励し 活かしていける企業体質や文化をつくっていく仕事は、一時もサボれません。 思考力で負ける会社にはしたくないですからね。

春と仙台の桜と新入社員たち

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 通勤途中にある桜の木々もいよいよ満開が近そうです。 天気が良ければもっとキレイに見えるのに…(残念!)。

 今期から、優秀な5名の新規採用者を迎えています。 会社づくりがより大きく描けそう。 会社が目指す水準や方向性に、彼らのやり甲斐や夢が重なっていくよう、関わり方や付き合い方を大事にしていこうと思っています。

 担当している直轄セクションのメンバーとも、この1週間で色んな事を話しました。 「納得のいかない指示は聞かなくていい」、「目的がないなら会社に来ることはない」、「思考も生産性と効果で計ること」、「ありたき姿を決めつけろ」、「誰からも働かされてはダメ」、「やりたいことがあるなら納得させればいい」 などなど(笑)。 OCTOJT のなかに、盛り込んでいきます。

 インクレイブでの働き方、仕事の醍醐味や面白さ なんかが 伝わっていけばいいですね。 周りで聞いている先輩社員たちは、とっくに習得してしまっているインクレイブの仕事原則なので気楽なもので、ニコニコ笑って聞いてます。 みんなポテンシャルが高いので、半年も経てば相当に頼もしくなってくれるでしょう。 これからが楽しみです(^^♪。

科学的で芸術的で、楽しいもの

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 今日は、レモンイエローの社用車 「ホンダフィット」 が、ちょっと不調なので、ディーラーさんに預けてきました。
 代車は、新型 「ホンダフィット」。 私が気になるクルマを いつも用意(このまえも!)していただいて、本当にありがとうございます(笑)。

 その足で、会社まで来ちゃいました。 来月からは、私が直轄していく新設セクションがスタートします。 全4名のタスクフォース(短期プロジェクト)で、経営政策上の課題に即効性ある各種施策を 次々と投下していく専門チームです。 解散予定は6月末くらいかなぁ。 それまでの短い時間と限られた与件のなかで、一定の効果を上げていかないといけません。

 で、今日は休みだったのですが、一人その準備です(^^;。 少しでもいいスタートが切れるように、自分から頑張っていかないとダメだし。

 仕事の成果は、その設計図がほとんどを決めます。 確かな状況分析。 そこから設定する目的と目標、要件群。 そして、要の時限計画。 そこに描く 「ありたき姿」 までの距離に、自分たちのできる限りのアイデアと能力をつぎ込んでいくわけです。 科学的だし、芸術的だし、楽しい。 もはや遊びや趣味の世界だな(笑)。 今日は夜9時くらいまでやって帰ります。

今期のまとめ、来期への想い

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 先週末、インクレイブの仙台・渋谷のそれぞれの拠点一斉で、来期の政策説明会(社内向け)を実施。 私は仙台オフィスを担当。 私から1時間以上かけて全社員たちに話しつづけました。

 今期の営業&経営成績を発表し、取り組んできた政策課題や反省点を共有。 それらの反省の上にたって、来期をどうやって進んでいくかの意思統一が目的です。 みんなで頑張ってきて前年比こそちゃんと伸ばしているのですが、目標としてきた水準の数値や内容には及びませんでした。

 未知の年商領域や事業レンジに入ろうとすると、それを支えるに足りない様々な経営要素の弱さが作用するため、推進内容や到達度にも限界を早めてしまう。 これの繰り返しで大きくなっていくのが普通なことは分かっていても、未然に防いで手が打てたことだってあったはずでした。

 自分の甘さ。 自分が妥協してしまえば、頑張ってきた社員たちに迷惑が及びます。 これではいけない。 この会社や社員たちを あるステージにもっていきたいイメージは強烈にあるので、意識を改めて来期に臨みます。

新しい拠点体制がスタートです

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 仙台でいっしょに仕事をしてきた優秀な仲間たちが渋谷オフィスへと転勤異動していきました。 そして今週からは、その渋谷での仕事がスタートしています。 仙台オフィスには、もう彼らがいないのでちょっと寂しいです(T_T。

 でも感傷的になっている場合ではありません。 彼らが残してくれた仕事を引き継いで、さらに大きく膨らませて今まで以上に成長させていくのが、残されたチームメンバーの役目。

 渋谷チームの皆さん、インクレイブの未来は任せますので、ITマーケットの真ん中で思いっきり仕事を楽しんでください。 もちろん、仙台チームだって負けませんよ。 これまで以上の開発力とスピード、サポート力をもって、そちらを強力にバックアップしていきます。 全社一丸で頑張っていきましょう。 …このくらい両拠点にプレッシャーかけておけば、大丈夫かな(笑)。

 しばらくしてから、渋谷で活躍する彼らやその仕事を現場で見るのが、今からとても楽しみだったりします。 4月頭あたりに渋谷の出張、入れようかなぁ。 …早すぎか(^^;。 行ったら嫌われますね。

ミーティングは活かさないと!

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 私が声をかけて行うミーティングもあれば、社員たちから参加を要請されるミーティングもあります。 定刻通りに行われるミーティングもあれば、2回も3回もスタート時間がずらされるミーティングもあります(笑)。 ま、いろいろです。

 ミーティングってすごいシステムだと思うんです。 そこで複数の人たちが想いや目標を共有し合い、その後に離れても、それぞれがちゃんと結果を求めていきます。 だから、このシステムは、上手に使わないと、もったいないです。 しかも集まる人たちの大切な時間を持ち合うわけですから、主催者は参加満足度の高いミーティングにする責任がある。 参加する方も他人事や受け身では失礼です。

 ①スタートは時間どおり、②時間を決めて守る(鉄則=短め)、③資料や進行手順の事前準備をしっかり、④実施主旨を必ず伝えてから開始する、⑤各自の宿題を明らかにする、⑥次回実施の約束を作って終わる、⑦全員の積極参画を成立させる、⑧思考経緯はすべて記録する、⑨またやりたいミーティングにする、⑩目指すことが高い内容にする、などなど

 10個、思い付いたものを並べました。 事前チェック項目にもなるかな。 主催者さんも参加者さんも、参考になるところがあると嬉しいです。

新しい仲間たちが加わって

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 3月3日、今日は3月の仕事開始日。 今月は期末月。 1年、はやい…。

 さて今日から、システムとデザイン それぞれの開発セクションに新しい仲間が加わっています。 残り半分の採用者は、4月1日からの合流です。
 約3ヶ月間にわたり、新卒&中途の採用を行ってきました。 今回もたくさんのエントリーをいただきましたが、会社の予算計画等のこともあって、4月期の入社はこのメンバーに決定。 応募者数から見ますと、約9%くらいの最終合格率でした。

 会社にもっと大きな事業基盤と成長力があれば、もっと多くの方に入っていただけるわけですから、いつも申し訳なく思います。 今回も、多くの惜しい人材を諦めないといけない結果に。 本当にごめんなさい。 来年は、さらに2倍3倍の方に入社していただけるよう、この会社づくりを進めていきます。

 今日は朝から新人たちの入社オリエンテーション。 仲間たちが、業務説明、就業規則や個人情報保護プログラムの勉強会などを行い、それぞれのセクションに配属されていきます。 新しい彼らにとって、このインクレイブが、どこにも代わりようがなく、かけがえのない仕事・会社になっていくように、先輩のみんなからも暖かく関わっていってください。