例えば今14時23分だったとすると、デジタル時計の場合は表示している数字が そのまま時間を指しているわけだけど、アナログ時計みたいに、一目で、14時から過ぎてしまった時間と15時までの残り時間を、距離感としては掴みにくい面があります。
計算すれば 差異分数は出せますが、視覚的な距離感として捉えるなら、アナログ時計の方が優れています。
また 違う例えを言うと、「5」という数値に上下はないのですが、「奥にあるのか・手前にあるのか」 とか 「良い5なのか・悪い5なのか」 という見方も、仕事の場合はあります。 こういう 3次元的なもうひとつの尺度をあてるためにも、アナログ的な管理手法は案外と大事です。
数値管理は、ついつい 「収集→整理」 で終わりがちです。 「これが仕事だ」 と思いこんでしまうのは、安易にパソコンに頼ってしまっていることが 原因のひとつになっているかも知れません。
その後の 「分析→加工(応用)」 という一番大事なヒューマンが関われる段階を持ちあわせて、その全管理工程を考えておかないと、それは一過性で終わってしまい、本来必要な ”PDCAサイクル” を生みません。