社長のしごと目」カテゴリーアーカイブ

業容と環境のバランス

20070224_study.jpg

 事業拡大傾向の一方で、この推移に合わせた社内環境の整備や新しい仕組み作りが必要になってきています。

 これらを軽視することなく社内環境を整えていかなければ、経営としてのバランスを失いかねません。 また、こういう事業推移を築いてきたのは社員たちですから、その社員たちのために適切な環境政策を常に用意していくことは、当たり前のことでもありますね。

 今日はそんな目的もあって、全社員でこれら新しい環境政策について社内説明会。 新しい就業規則に関すること、より豊かさを追求していくための給与規定に関すること。 さらに、情報セキュリティ関連の強化政策に関すること、などなど。 政策推進上の迷いはありません。 必要なコストも時間もちゃんとかけないといけない。 中身がともなった仕事にしないといけません。

 営業数値ばかりを伸ばすということではなく、これら内部環境政策についても、みんなと一緒に成功させていきたいと思います。 いい会社にしましょう。

アルバイトから正社員へ

20070219_office.jpg

 今日、業務部に内定のFさんが来社して、採用担当者と打ち合わせ。 彼女は、学生時代に当社でアルバイトしていた期間がある人材らしく、今日は、私からもあらためてご挨拶。 少しですが色々な話しをしました。

 こういうケースは、嬉しいですね。 たぶん、仕事内容の楽しさや社会勉強みたいな理由が先にあったアルバイトだったろうけど、ちゃんと会社の事業にも関心をもって見てくれて、うちへの入社を希望してくれました。 このアルバイト時代、管理者たちの関わり方も良かったんでしょうね。 ぜひ頑張っていってもらいたいものです。

 さてさて、私は、採用面接でヒトを見る場合に、”ある基礎能力についての考え方、対応力” を確認したい理由があり、ある決まった設問を展開して、適正などの洞察を行います(面接担当者にはよくある技術ですね)。

 で、結論を言うと、彼女の場合は十分に合格レベルでした。 彼女のような気持ちと姿勢があれば、第一線の開発&営業スタッフたちの支援部門の一員として、ちゃんと活躍できます(きっと)。 ”主体性と自主性” を忘れずに、”作業” ではなく ”仕事” 水準を心掛けていくように。 頑張って下さい。

休日を使って挽回

20070217_milk.jpg

 この土・日、会社はお休みをいただいております。 そんな土曜日、残務処理があって会社に出てきたら、クリエイティブ部門チーフのY.Mさんが会社に出てきていました。

 部門のリーダークラスになってくると、どうしても自分の制作業務だけには留まれない性質の仕事が多くなってきます。 部下の管理・育成のこと、他部門との調整作業のこと、上司からの様々なブレイクダウンなどなど、その仕事の領域が広くなっていくし、仕事の難易度も増してくるので、自分自身が計画どおりの時間生産性を上げることが、難しくなります。

 そういう中にあって、あくまでも時限軸に沿って計画どおりの進度を取り戻そうとすると、どうしても休日を使わなくてはいけない場合も起きます。 良いか悪いかのことは置いておいても、とにかく本当に頭が下がります。

 Y.Mさんに限らず、見えないところで行われている誰かの努力に、気付かないまま、仲間と付き合っていってはいけませんね。 Y.Mさんには、「明治・いちごミルク」 を おごってあげました(^^♪。

自社スタッフに名刺で挨拶…

20070215_office.jpg

 昨年、WEB部門に内定が決まり、この 3月から出社がはじまるAさんが、その最終打ち合わせのために会社に来てくれました。 時間が合ったので、私も彼女に初めてのご挨拶。

 昨年の応募段階からデザイン&制作センスの良さが印象的だった彼女。 実際に会っていろいろと突っ込んだ話しをしてみると、性格面もバランス感覚も、いい。 さすが、インクレイブの採用担当者(笑)。

 人材はテクニック面だけで見てはいけません。 仕事に関わる直接的な能力はもちろん大事ですが、その行程や結果を支える人間としての土台がとても大事。 土台が確かなら、仲間ともうまくやっていけるし、経験を活かしてどんどん実力をつけていけます。 もちろん仕事も楽しめます。

 さてさて、緊張していた彼女に名刺を渡しての挨拶でした。 よくよく考えてみると、自社のスタッフに名刺を渡すのも、変です。 ごめんなさい(^^;。 そんな初対面になりましたが、数十分の間、学校のことや仕事のことなど、いろいろな話しが出来て楽しい時間を過ごしました。 それでは 3月1日、元気にインクレイブに出社して下さいね。 みんなで待ってます。

”少ない人”と”多い人”

balloon.gif

 誰だって、ミスを犯してしまうことはあります。 また、そのミスが小さいとカンタンに通り過ごしていくことも多いですね。 これらのミス、軽視しない問題意識こそが大事だと思うんです。

 ミスの収拾対応には、多かれ少なかれ”時間”や”労力”といった余計なコストを発生させます。 さらに、もともとの予定や他部門にも影響を及ぼしますので、その対応コストは想像以上に膨らみます。 クライアント様等にまで迷惑が及ぶなら、もはやコスト以上の大問題。 また、担当者が積み上げてきたせっかくの”信頼”が崩れてしまう損失も、ダメージ大です。

 このように、ミスは発生単体で考える以上に、多くの関連した損害要素を孕んでいます。 まれに、発生したミスへの対応が、功を奏して 「思わぬ成果になった」 みたいな話しもありますが、基本は ”ミスそのものを起こさないこと” ですから、誉められた話しではありません。

 ミスは、管理ルールや仕組みなどで未然に防げるものが、ほとんど。 そこに立ち戻って対応策や歯止めを講じておくことで、再発の可能性を限りなく低くできるものです。 ところが、”ミスを軽視している人” からは、この発想が生まれません。 ミスが ”少ない人” と ”多い人” との違いって、ココだと思います。

社内ごときの壁

20070208_desk.jpg

 デザイン部門の新人たちに、やがて訪れる”壁”に、「会社では思い通りのデザインができない」 ということが あるようです。 ある意味で、ちゃんと通過点にきています(笑)。

 ところで、”自分の思い通りのデザイン” とは、いったい何でしょう。 それがクライアント様の事業成功を要件どおりに約束できるのかなぁ。 商業デザインというプロの仕事ですから、そういった精度が要求されるのは当然です。 その上で確信があるなら、上司たちに考え方やアイデアを通してちゃんと採用してもらえばいい。 … 要は そういう通過点に差し掛かったワケ(^^♪。

 とくにデザイン部門は、仕事の”対象や目的”を見失ってはいけない。 時流を捉えていく視野と緻密な表現アイデアをもって、難しい諸要件に沿って、”ターゲット” の心を動かす媒体を開発していく仕事。 上司たちが、そのデザインやコンテンツ構成に細かな指示を出すには、それなりの根拠があるものです。

 これらを基礎のところで しっかりとくみ取って、発揮可能な自己能力に換えていくのが、次のステップ。 クライアント様に果たす役割・責任を考えれば、社内ごときの壁に負けている場合ではありません。

当たり前なことを、あえて

20070201_desk.jpg

 取引先さまなどへの支払いが集中する月末が過ぎ、2月を迎えました。 当たり前ですが、当社はこういう支払いを滞らせたことは一度もありません。 とにかく最優先です。

 「どうして?」 と聞かれても、それが当たり前だから。 レストランを利用したら 「食べた代金はすぐ払う」 ということと同じです。 経営にとっては、毎月の経営数値(月次)を正しく掴むことに繋がるし、会社の基本的信用がちゃんと保てますから、クライアント様や取引先さんたちと仕事をつくり出す社員たちが、現場で困るようなことも起こりません。

 逆のケースを考えてみます。 支払いがいい加減になると、正しい経営数値の基礎が掴めなくなりますし、社員たちがいくら一生懸命に仕事をやっても、会社の不安・不信感を相手に感じさせながら、苦しい仕事を進めることになります。

 取引上の支払い状況、接待のときのカネの使い方や利用する店が相応かどうか、などなど…。 ”お金の扱い方” は、その会社(経営者)の考え方や姿勢が映し出されます。 もちろん、うちの会社だって、いつ何時にも そういうモノサシを当てられているわけです。 取り引きって油断もスキもないのですが、多額のお金を動かす取り引きである以上、当たり前ですね。