社長のしごと目」カテゴリーアーカイブ

これからの仕事が楽しみです

20070113_incrave.jpg

 何度かの仕事機会で接点があったAさんが、当社の管理職ラインに転職で来てくれることに。 本日、社内発表でした。
 システム開発分野の素晴らしいキャリアと実力を持ち、人間的な魅力もいっぱい。 気配りや調整能力のセンスの良さ、折衝時の高いバランス感覚にも惚れました。 彼の持つ仕事の夢や能力が加わった、これからのインクレイブとみんなの未来が、とても楽しみ。 心からワクワクします。

 … 会社を創ったばかりのころは、誰も来てくれなかった(笑)。 ようやく就職してくれたにしても、業績は低くて不安定だし、就業環境の不備などもあって、みんな不安でいっぱい。 前職で得た人脈や取引チャンスを、独立後いっさい使わず、0(ゼロ)から作ってきた会社なので、その分、みんなの苦労も倍増。

 やはり、ベンチャーだからといって、先行きが見えない経営課題まで共有してもらうことは困難です。 当時の社員たちが、短期間での離職していくのも無理はありません。 悔しくて 情けなくて、申し訳ない思いを体験してきました。

 その後、だんだんと会社も成長。 優秀な人材たちが たくさん入ってくれるようになって、定着感も出てきました。 当時のことを振り返れば、まるで夢みたいです(^^;。 変なタイミングで御礼を言うのですが、社員の皆さん、うちを選んで入ってくれて本当にありがとう。 これからもよろしくお願いいたします。

役員分業制システムの効果

20070111_office.jpg

 当社は、役員分業制システムを採用しています。 集団思考&相互管理によって個人の考えに偏ることのない公正な経営を実現するためです。

 だいたい社長一人が出来ることなんて、たかが知れているでしょ。 それよりも、それぞれの取締役の高い専門能力を合わせ、会社として、事業として、幅のある考え方を発揮し、未来を創り出していく方が、ずっとメリットがあります。

 よく 「ベンチャーの成長は、社長で決まる!」 みたいなことが書いてある本も多いのですが、私は疑問かな (完全否定ではないけど)。 社長個人の才能だけで、会社が伸びていくような組織の作り方・活かし方は、インクレイブの考える理想ではありませんし、そもそも私の場合は無理(笑)。 不得意分野の多い自分を補ってくれる、他役員との分業制&集団思考の仕組み、各分野のエキスパート社員たちのサポート無しでは、社長業なんてとても務まらないと思います。

 反面、他役員や社員たちは、それぞれの専門性からくる考え方や優先度を持っていますので、これを調整・整合する難易度は極端に高くなります。 だけど、そこが最大のメリット。 その分だけよく練られた判断レベルに到達できることに繋がります。 これが、インクレイブの社長の存在感が薄い理由(^^;。

ケチ・センスで、前へ前へ!

20070110_shop.jpg

 今日は、会社を早めに上がったので、街中を少しだけウィンドウショッピング。 興味があるモノは多いのですが、「本当に必要か?」 と自問自答すると、ほとんど無くても大丈夫(笑)。

 前職時代の私は無駄遣いばかりのダメ人間でしたが、いまは、なるべく自分を ”ケチ” にしておくように心掛けています。 でも、”ケチ=何でもかんでも倹約” ということではありません。 ビジネスにおける ”ケチ” とは、ものごとの重要度・緊急性・傾向を見極めて、もっとも必要なことに予算投下をする ”判断能力” のこと、かな。 もちろん、狙いどおりの効果に繋げられる判断の ”確かさ” も必要。 そのくらいお金の使い方は難しい。 まして会社のお金。

 独立したころに、ある会計士さんに経営数字を見てもらったことがあるのですが、「利益が出そうだから、高めのクルマでも買いなさい」 と言われたことがあります。 私の場合は、こういうコンサルを受けたかったわけではなかったので、即効、この会計事務所とは縁を切りました(笑)。 喜んで手を出す経営者もいますけど、それはそれでいい。 それぞれの考え方ですね。

 私が、仲間や社員たちと一緒に目指してきたことは、まだ成長途中ですが、今の ”インクレイブ株式会社” を見ていただければ分かるとおり。 これからも ”ケチ感覚” を磨きつつ、この事業を前へ前へと進めていきます(^^♪。

「この指、とーまれ!」と似てる

20070106_yubi.jpg

 雇用関係みたいなことを除けば、会社って 「この指、とーまれ!」 と似ています。

 会社が掲げた ”指” を見つけて、そこにとまってくれた人たちが集まって構成されているのが、インクレイブという会社。
 「なにをして遊ぶ?」。 誘う方と誘われる方の意思確認があって、初めて遊べる関係。 その意思の共鳴・共感が高いほどに、その遊びは面白くなるし、かけがえのない遊び方にも成っていきます。 そして、「だれと遊んだか」 ということが、ひとつの集団文化みたいなものを築いていって、大切なチーム(仲間)にも成っていきます。

 また、こちらの想定要件を超えるような人が 「指にとまりたい」 と言ってくれる場合もあります。 こうなると私の場合、その人のために、無理してでも新しい遊び場を用意してやろうという意気で、指をより高く掲げます(笑)。

 社員たちの方から、「この指、とーまれ!」 と言って、”GOODなアイデア” や ”新しい遊び方” を提案してくれることも、たくさんあります。 もともとの 「言い出しっぺ」 としては、これ以上に嬉しいことはありません。

2007年、仕事始めの日です

20070105_office.jpg

 仕事始めの日。 社員たちはみんな、それぞれの年末年始を楽しんできたようで、パワー充電後のいい顔になっているみたい (← 普段が ”いい顔じゃない” というわけではないです)。 みんなが元気に顔を揃えてくれましたので、安心です。

 クライアント様や協力会社さん、メーカーさんからも沢山の年賀状をいただきました。 お年始に来ていただいた協力会社さんもいて恐縮です。 本当にありがとうございました。 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 さて事務所では、昨年末にレイアウト変更した新しい配置でのスタート。 私のデスク前も、同僚役員のデスクが配置されて、座りながらの打ち合わせも行いやすくなりました。 ただしこの同僚役員(E.Kさん)、けっこう騒がしいヒトなので 「なるべく静かにしてくれれば嬉しいなぁ…」 と思っていたりします(^^;。

 会社は 3月末が期末。 今月からが最終の四半期(1~3月)ということになります。 通期決算が現れるということもあるし、来期へと繋いでいく大事な四半期。 そういった意味で、3月までに投下していく経営政策は来期以降の会社づくりの”方向性”や”水準”を、明瞭に映し出していくものになるわけです。 ちょっと忙しくなりそうな最終四半期、かな。 みんなで頑張りまーす。

事務所で過ごす大晦日

20061231_oomisoka.jpg

 大晦日の夜です。 当社直営の県内2箇所にあるDPE制作拠点では、大晦日も元旦も現場で顧客対応を行っています。
 その事情もあり、管理担当役員と私の大晦日は毎年、会社に出てきて、夜11時くらいになる現場の仕事終了までを見守ります(^^。

 さて、本社オフィスを青葉区木町通に移転してから、ここで過ごす大晦日は初めてです。 途中で ”ミニ門松&鏡餅” を買ってきて、エントランス・カウンターに飾りました。 「ああ、明日から新年なんだなぁ」 なんて実感が湧いてきます。

 明日の元旦朝から仕事を進めるスタッフもいますので、ほんとうに頭が下がる思い。 お客様のメディアライフを 365日にわたって支えていく現場と社員・スタッフがあるからこそ、会社は大きな顧客基盤の上に、前向きな経営を走らせることができます。 企業活動のあらゆる努力が報われるビジネスの消費接点は、どんな業種でもこうした ”現場” にあるわけです。

 ただいま20時、あと4時間ほどで2007年です。 こんな日、こんな時にも、仕事を頑張ってくれるなんて大変なこと。 ご家族のご理解に支えられていることも大きい。 ほんとうにありがとうございます。

YESでもあり、NOでもある

20061226_subway.jpg

 天気が悪いので、地下鉄通勤にしました。 地下鉄に乗る前後には見慣れている街を歩くわけですが、商店街の勢いはすっかり年末年始ムード。

 このまえ、期末から来期にかけての経営政策を確認するために、役員みんなで食事をしながら打ち合わせをしました。 3時間くらいで終わるかなぁ、と思っていたら、気付かないまま4時間超え(T_T。 でも、あっという間でした。

 会社にはやりたいことがたくさんあります。 しかし原資(ヒト・モノ・カネ)や与件は限られている。 でも、やらなくてはいけない。 「じゃあ、どうすれば出来るようになる?」。 まぁ、そんな議論です(笑)。
 ”YES” か、”NO” か、というだけなら話しは早いですし、なにも役員連中が揃って時間を費やす意味もありません。 ”YES” でもあり ”NO” でもある、その次元から新しい考え方や方針、事業真理を導き、会社の未来を創り出していくことを確実なものにしないといけません。

 もちろん、地域社会やクライアント様の利益にも繋がることが大切。 そして、それらのチャレンジが会社の発展と社員たち個人の豊かさに繋がっていくことも大事。 その草案について、この冬休みにでも じっくりと時間をかけて考え抜いてみたいと思います。 … なんだか休んでいられないかも(笑)。