社長のしごと目」カテゴリーアーカイブ

嬉しかったり悲しかったり

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 ある日、社員の仕事に 「ここまでのことが出来るようになったのかぁ」 って嬉しくなりました。 一方である日、「予選も通過できていないような仕事だなぁ」と、怒りと情けなさを感じるときも。 毎日毎日、違った社員たちや社内を見ます。 ”仲良しこよし” だけでは、どうしても真に ”良いチーム” になれないのが会社だったりするので、社長業には辛いことも多い(かな)。

  TOP(管理者)の実力以上の会社(組織)には成らない、と言います。 じゃあ、逆らってみたいですねぇ。 どんどん上を目指して。 みんな、がんばれ。

「それは無理だ」って言わない

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 社内外での会議などで、よく 「それは無理だよ」 となる場面があります。 この 「無理だよ」 って言葉が出てくると、前職時代からの習慣で過敏に反応してしまいます。
 「無理くらいのものに取り組まないと新しいモノはできない」 ということです。 裏を返せば 「無理だよ」 となった議論には、その先に大きなチャンスが隠れています。

 会社に入ったばかりのころは、目の前の仕事が難しすぎて 「無理です」 って言葉をよく使いました。 しかしこの会社には、だれも「無理だ」と言わないような気質があって、「やってみないと分からない」 ってハッパをかけられます。 しかも先輩は言います。 「あまり無理しなくていいからね」 って。 ここで一句。

 無理なこと 無理をするなと 無理を言う

 うまいこと言うでしょ。 実は当時、損保会社のサラリーマン川柳 で入賞した誰かのユーモア溢れる一句です。 私のかつての先輩達を実に的確あらわしている句なので、いまでも好きで覚えています。 まぁ、こうやって暖かい先輩連中に ”気持ち” を鍛えてきてもらったんだなぁ、と思います。

原始人の方がまだ発展的

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 写真の物体は、ホンダ・ビートの運転席と助手席の間のセンターコンソール部分に取り付ける ”ひじ置きパッド” です。

 たぶん、ビートに乗っている方じゃないとほとんど意味不明な話題なのですが、センターコンソール部分に 「あと 3センチ高いといいのに」 という低さがあり、運転中ハンドルを握る腕が休まらないのです。 「じゃあ、改善パーツを作ってしまえ」 というビートオーナーさんが福岡県にいて、先日譲ってもらいました(←車両本体も無いくせに…)。

 「こうしたらもっと便利なのに」。 そんな目を持って普段から暮らしていくことは、とても大事なことです。 とくに仕事の世界では重要。 そのアイデアが大きな生産性アップやコストダウンに繋がる可能性を秘めています。 お客様にますます ”安価な良品” を提供できる方向性が見えてくる、ということです。

 まるで何の問題意識も持たないで、ただただ会社の時間を過ごしているような社員を見掛けると、私は明るく ”嫌み” を言います(言わないままのこともありますが…)。 「原始人の方がまだ発展的だぞ」 ってね(笑)。 ひとり一人がチーム主観で会社内を見る目がないとダメだね。

万物流転の掟に逆らう

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 今日は取締役連中といっしょに仙台中心部にある某ビル内の事業用物件を訪問。 写真(左)に写っているのは、このオフィスのビルオーナーと熱く家賃交渉をしている私(笑)。

 自社サーバ設置や各種の機密情報保守など、セキュリティや防災設備のしっかりしたOA対応ビルであることが条件です。 また、このオフィスでいつまで対応できるのか、といった事業展開上の耐用年数も大切なポイント。 まぁ、判断要素も多くてたいへんですが、飛躍を期した投資やステップアップというのは、未知のチャレンジングであり、非常に燃えるし楽しい。

 一方では、もうひとつの ”コトの可能性” も知っておかないといけません。 事業には ”縮小・撤退” という行動もある。 万物流転、いま満足しているコトは”永遠”ではありません。 それに先手を打つように未来を創っていかなくちゃ。

 伸びているときの敵はやはり、慣れや安定からくる ”慢心”。 私の ”仕事の意(おもい)” に油断や停滞、怠慢はないだろうか。 確認 確認、です。

第2創業期なんです

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 いま、パワープランズグループにとっては、第2創業期のような時間が過ぎています。 自分自身このところは、まるで起業元年のときのような気持ち。

 いまが儲かっているかどうかじゃなくて、次ステップとして、とにかく自社の力(製品やサービス)を全国区で腕試ししたい段階。 「こうなろう」 や 「ここまで行こう」 が明確にある仕事の連続なのですが、これがなかなか…。

 これまでのモノサシを当てはめた計画立案にも限界があるので、こういうときは 「とにかくアクションを起こしてみる」 ことが大事みたいです。 ひとり一人が主体性を持って難しい意志決定を行い、道を切り開いていきます。 進めば進むほどに未知の問題やテーマが山ほど出てくるんですが、これが良いんです。

 おカネや時間がかかるのは事実ですが、みんなに備わる実力や能力には換えられないし、これにいちいちビビっていたらTOPは務まらないでしょ(←強気だぁ)。 みんな、怖がらずに思い切っていきましょう!

”無理”はチャンスだ!

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 来週は大型プレゼンがいろいろと続きます。 何とか資料作りは追いつくにしても、ブラッシュアップにかける時間も厳しい。
 私の場合は完全に遅れている感じなので、日曜日も仕事に充てるとしよう(泣)。

 制作や開発の現場でも目一杯のスケジュールで回っているようです。 十分にスケジュールに余裕を持ったつもりなのに、どうしても複数の仕事の ”山” が微妙にオーバーラップしてしまうこともある。 社員のみんなにも、こういうときに思わぬ負荷がかかることになるのですが、見方を変えればチャンスだと思うんです。

 正確で緻密な段取りを要求されるし、予測される無駄やミスを避けていく工夫も必要です。 こういう ”無理” を軽々と ”可能” にしたい時機や必要性って、やはり外的事情によってもたらされる場合が多いので、こういうときは返って 「お、パニックっぽい感じだけど、乗り切ってみせるぞ!」 みたいな感じで捉えて、楽しく挑戦してみるのが良いと思います。

 … と言いながら ”焦り” ばかりのわたくし、なんですが。

159打の教訓

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 前職の会社員時代に尊敬する先輩達に誘われて初ゴルフに行ったときの話し(写真はそのときのスコア表)。
 コースデビューのため密かに猛練習をして、先輩達をびっくりさせてやろうという作戦。 にわかに道具を揃え、練習場で1日300発を打ち込む日々。

 さてそのとき、練習場に居合わせたおじさん達がみんな言いました。 「打ち方に問題がある…」 って。 時間がない私はとにかく打ち込みたかったので 「前に飛んでるんだから大丈夫さ」 と、おじさん達の親切を聞き流してしまいました。

 そして当日。 もうまったくおじさん達の言うとおり。 159打をたたき、ひたすらゴルフ場を走り回った1日。 先輩達からはちがう意味でびっくりされました。

 フォームやスタンスは大事です。 大したことないと甘く見ると、着地点では何十メートルもの誤差が出ますし、最悪はOB。 仕事や経営も同じですね。 初めの意(おもい)や考え方がしっかりしていないと着地や結果を間違います。