社長のしごと目」カテゴリーアーカイブ

全社員で取り組む会社づくり

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 若い社員のひとりから、「知り合いに良い人材がいるんです」 という提案がありました。 これもベンチャーの良いところだと思います。

 一般的な会社なら、総務などの上層部署が人事政策を決めて人材を採用しますから、現場の社員がこういう発想を持つことは少ないと思います。
 当社の場合だと 社員ひとり一人が、「今後はどういう人材が必要か」 ということも取り入れて、会社と仕事の将来像を考えて良いわけです。

 それに、私が自信を持って採用してきた人材が、紹介してくれる人材なわけですから、会社とのマッチング確率はきっと高いはずです。

 ”会社づくり” という次元での思考が大いに歓迎されて、それが認められれば、そのアイデアをカタチにすることができる。 仕事にだって高い主体性が持てますから、だれかにやらされているような仕事はありません。 そういうことが出来る仲間たちとの仕事はホントに楽しいです。 他の会社で働く気がしません(笑)。

夏期休暇と夏期仕事

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 パワープランズ と関連グループ会社のそれぞれは、13日(土)から16日(火)まで夏期休暇をいただきます。
 というワケで、今日の仕事が終わると休みに入りますが、それは対外的なご案内です。

 当社は、写真メディア制作に関する直営拠点も持っているので、各拠点のスタッフの仕事はお盆中も続きます。 現場スタッフのみなさん、本当にご苦労さまです。
 私もみんなの頑張りに応えて、(あまり)遊ぶことなくしっかりと待機していますので、お客様のためにも良い仕事を提供してあげてくださいね。

 土日や祝日、GW(ゴールデンウィーク)、夏期・冬期休暇など、お休みの日にこそ、スタッフを送り込んでいただける家族のみなさんには、いつもいつも感謝です。 やはり、仕事というのは一人勝手にはできないことです。 家族の理解などがあって、頑張れるんだろうし、疲れて帰っても元気が取り戻せるのでしょう。

 スタッフのご家族のみなさん、いつも本当にありがとうございます。

インターネットを使った販売戦略

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 「作って喜び・売って喜び・買って喜び」。 ある大手メーカーの会社方針です。

 メーカーはもちろん、その製品に携わる販売会社やお客様に至るまで、すべての時点での豊かさや満足を目指す、という思想です。 やはり、メーカーの一人勝ち状態で、大量普及したHIT商品というのは、あまり無いものです。

 ところが、インターネットビジネスに置き換えて考えるときは、けっこう応用力が必要です。 インターネットにとっての販売網や流通って何だろう。 いったい、どこの誰が販売網なのか。 もちろん 「はじめに優れた製品(商品・サービス)ありき」 ということが大前提ではありますが、この答えが見出せると、成功へと繋がるインターネットを使った販売戦略のスタート地点に立てたことになります。

 ホームページの作り方やSEO対策論ももちろん大切ではありますが、理想的なスタート地点ではありません。 どこまでいっても、何から始めても、基本はその製品力やサービス力そのもの、そして販売戦略の質と内容です。

いい上司と悪い上司

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 学生時代にやってきたアルバイトや起業前の会社員経験などを含めて考えると、これまでに相当な人数の 「上司(先輩)」 という人たちとつき合ってきたことになります。
 まぁ正直言うと、いい上司も、悪い上司もいました (管理能力として、ですよ)。

 下方に人材を預かるようになると、自分が部下だったころに感じた上司たちの言動を思い出しながら、自分のやり方に自問自答することが多くなります。

 でも、管理者になってみて初めて分かるのは、部下の立場から見ていた時の上司の ”善し悪し判定” は、あまり正しくはなかった、ということ。 「親になってみないと親の気持ちなんて分からない」 という例えと同じです。 部下や仲間になにかを伝えるたびに、それをどう捉えて考えていくのかは気になるところ。 できれば、この経験を通じて期待どおりの力をつけてもらいたいワケです。

 自分のやり方には不安ばかりなのですが、「親のような覚悟があって、親のように私心がなければ、大丈夫!」 と、ある先輩からもらったアドバイスが、いまでも気持ちの支えになっています。

犬の散歩中に考えたこと

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 犬の散歩中だというのに、最近の入社希望者たちのことについて考えていました。

 採用希望者のエントリーについては、応募書類による一次選考方式を採用しています。 人間性こそ第一ですが、一字一句も応募者の気持ちを見落とさないよう履歴書や経歴書を読み込み、作品から実力やセンスを見極めようとして、なんとか一次合格者を決めていく苦しい仕事です。

 「もっと大きな企業だったら、みんなに入社してもらえるのに…」。 心から申し訳ない気持ちになります。 残念なのは、メールで不採用連絡をするとき。 その返事はほとんど返ってきません。 ある意味では、不採用判断の正しさを裏付けてしまう一面 (この話、分かるかなぁ…)。

 希に 「いつか再挑戦したいです。いいでしょうか?」 というチャレンジングな子も。 自分にとっての ”時機到来” となったら、ぜひ再エントリーするといいと思います。 採用と不採用のふたつしかないワケではないんだし、入りたい会社ならぜったいに入ればいいと思うんです。

仙台の小さな会社から

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先日、NHKの人気番組 「プロジェクトX」 で、ホンダのマン島レース挑戦の話が再放送されていました。 浜松の小さな町工場から世界を目指したホンダ。

 何度も何度も潰れかけたという多難の経営。 起死回生をかけた商品もクレームが続出。 レースでもことごとくライバル会社に惨敗。 それでも独自技術で勝負しようと諦めなかった若い社員たちのスピリッツ。
 ちょうど我がグループの社員たちも、全国のお客様へ向けたシステム製品やサービスの開発に取り組んでいます。 なにげに開発チームの平均年齢を計算してみたら、27.5歳でした。 うちも けっこう若いもんだなぁ。

 仙台の小さな会社の若い社員たちが全国区製品を。 「”無理” に決まってるじゃん」 という冷ややかな声もあるでしょうけど、”無理” とは決まってない(笑)。

 だから、ベンチャーは仕事に夢があり、おもしろいんです。 諦めることなくベストを尽くした失敗なら 次に活かせばいいんだし、どんなことでも目標や夢は大きく描いた方が楽しいですね。

爽やかな風を感じる文章?

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 部下が一生懸命 作ってくる資料に、赤ペンを入れて具体的な直しを要求するのは、ちょっともったいないと思っています。

 会社員時代、先輩からいつも叱られるのは、「考え不足」 や 「方向違い」 のことばかり。
 それは、私がやがて自分で判断してやり切れるように、先輩が上司としての存在を消し去るように、そういうホンモノの親のような ”親心” を持っていてくれたからに違いありません。

 いまでも思い出しますが、私が作ったある文章に対して 「読み終えて爽やかな風が通り過ぎていくのを感じる、そんな文章にしろ!」 なんて、とんでもない表現で言われたこともありました。 これも私の 「考え不足」 への指摘。
 知らない人が聞くと、まるで上司のイジメみたいな指摘ですが、実は見事に的を射られていて、コンセプト設定の浅はかさ を反省しました。

 先輩たちみたいに、そのシーンやケースに合わせて、粋(いき)な アドバイスができる人間になれたらいいと思っていますが、なかなか難しいです。