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木を見て森を見ず

不常識管理法のススメ

木を見て森を見ず「木を見て森を見ず」の教訓を身に付けてきた管理者ほど、「木を見間違っているかも知れない」とか「森のことを知った気になっているかも知れない」という疑いを持とうとしませんね。

自分の経験や常識、どこかの事例情報などに頼った判断だけを被せるのは、若い人たちにとってどのくらい有難いのか…。

若い人たちだって(今の私たちがそうであったように)、自分の想いや意志で決めたことに挑み、その結果で自信がついたり挫折したり、次にはその反省や教訓を活かして再び挑む、そういう繰り返しでひとつずつ本質を掴んで大きくなっていきます。
上から被せる安全・確実な枠組みの中だけで、前進だけの成長をしていくわけではありません。

同じ結果を目指すにしても、こういう原理原則をうまく取り入れた、「管理力下」を感じさせない不常識な「管理力(法)」で若い人たちの仕事を見ていってあげるほうが、ヒトも逞しく育ち、成長力がともなった仕事精度とスピードは出るように思います。まぁ これ自体、私の「経験則」から言ってるわけですけど(笑)。

技術の発揮云々のまえに

まったく…

 クルマの不調原因を自分なりに考えてディーラー担当者に修理相談の電話をしてみたら、先方なりの経験則に照らした否定ばかりされ、終いには「持ってきていただければ診ることはできます」みたいな対応に…。

 なんだかなぁ。

 結果的にはディーラー担当者の言うとおりになるかも知れないけど、ユーザーはその製品を使っていて今まさに困っているのに(^^;。私がここの社長なら、知識や経験、技術の発揮云々よりもまず、ヒトをつくるな。

 『プロ(技術者)の仕事とは何たるか』。お客様のまえで自社ではこんなことが決して起きないように。そんな思いを込めて書いてみました。